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何年も放置され生い茂った竹薮。。。
親竹を残しながら間引き地上部の風通しを良くすることで土の中の空気通しも良くなり、土の中の空気通しが良くなればそれに連動するように水の流れも良くなります。 土の中の空気通し、水通しが良くなるとそこに根を張る植物達にとってより成長しやすい環境へと変化します。 植物が生き生きと根を張ることでさらに土の中の空気通し水通しが良い方向へと向かいます。 例えば植物とカビや菌などの微生物との関係は実に巧妙です。 有名なもので、『根粒菌』はマメ科の植物と共生し空気中の窒素を固定し、植物に供給します。そして、植物が光合成で得た糖などの炭水化物を根粒菌に供給します。 窒素を蓄えたマメ科の植物を土にすき込めば緑肥となり土に窒素が補充されます。 そこへ、切り倒した竹を『炭』の状態にして土に還すことで微生物の働きはより活発になります。 炭自体に肥料成分はあまり含まれていませんが、土壌が自ら肥沃化する力を引き出す働きがあります。 炭の効能は、植物に有益な微生物を寄せ付け増殖させ、微生物が増殖すれば浄化力も向上します。他には地温を安定させたり通気性を高めてもくれます。どれもこれも良いことずくしです。 原始的な方法の炭焼き『伏せ焼き』にチャレンジしてみました。 次に炭材の上に草を被せ、さらに土を被せます。 熱を送り込むことにより竹の繊維質等が熱で分解され分解熱が発生し、この分解熱によりさらに熱分解が進み燃料を加えなくても炭化が進みます。 この煙からは竹作液を採取することができます。 竹作液を葉面散布または土壌潅注しますと害虫や病害菌の発生を抑え、土の有用な微生物を繁殖させ、植物の生長を助ける効果があるそうです。 竹作液だけでも他にかなり多くの効能があり炭だけでなく竹の有用性は本当に計り知れません。 草をかぶせ土で覆いその中でゆっくりと炭へと変化していく流れはとても神秘的です。 それだけに今後やれないのはとても残念です。 そしてもうすぐ我が家に来るセイヨウミツバチ達の蜜源となってくれたらこの上なく幸せです。 春が本当に楽しみです。
by moro_treehouse
| 2016-02-29 11:42
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